昭和46年行政訴訟…懲戒処分取消請求事件(79)


◆S46.10.15 東京地裁 昭和33(行)103 懲戒処分取消請求事件(79)◇

◆S46.10.15 東京地裁 昭和33(行)103 懲戒処分取消請求事件(79)◇


(5) 授業終了時刻の勤務時間カツトの影響
学校において、授業を通しての指導がその中核をなすが、教育公務員としての教員の勤務は、授業を行なうことをもつて終了したものではない。
時間表に組み込まれた授業終了後、いわゆる放課後から勤務時間が終わるまでの間は、教員にとつて重要な仕事が存在している。すなわち、当日の授業の反省と事後処理ならびに翌日の授業の準備と研究などである。
教育ということが内面的、精神的な影響関係に立つものであるだけに、この反省・事後処理と準備・研究とは授業と一連のものであつて、それは、翌日の授業、ひいては、その学校の教育全般に甚大な影響を及ぼすものである。
放課後における教師の仕事について、具体的に例示してみよう。
(@) 当日の授業に関するもの
授業というものは、形式上の単位時間が終わることによつてすべてが終了するものではない。指導内容が児童・生徒の能力に照らして適当であつたかどうか、指導方法が適切であるか否か、理解できない児童・生徒があつたか否か等を反省・検討し、それに基づいて、個別指導の計画やつぎの時間の指導計画の検討等を試みる必要がある。
その反省と検討のためには、児童・生徒のテストや作品の処理、ノートの指導、その他各種の調査や資料の蒐集が必要である。
(A) 翌日の授業に関するもの
この仕事は、教員の仕事の中で、授業と並んでもつとも重要なものである。
授業と準備・研究とは一連のものであり、ある日における一時間の授業は、前日(事前)の準備と研究のときから始まつているのである。
すなわち、準備と研究のない授業は、教育的効果を半減するものであつて、形式上一時限の授業をしても、明らかに教育機能の低下を招来する。授業、反省・検討、翌日の準備・研究、つぎの授業は一体不可分のものであつて、そのいずれを欠いても、授業は満足なものとはならないのである。
(B) 時間表に組まれていない教育活動に関するもの
この領域で、もつとも代表的なものが、児童・生徒のクラブ活動である。
クラブ活動は、学校によつて、時間表に組み込まれて、ほとんど大部分の児童・生徒を対象にして実施され



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    2011年10月:更新しました。やっと涼しい秋となりました。